チャットGPTで効率向上 全国初導入の横須賀市

記者会見する神奈川県横須賀市の上地克明市長=5日、横須賀市役所

 全国の自治体で初めて業務に対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を試験導入した神奈川県横須賀市は5日、利用を始めた4月以降、文書作成など業務の効率が上がったとする検証結果を公表した。上地克明市長は記者会見で「素晴らしいツールが手に入った」と評価。この日から本格利用に切り替えた。

 チャットGPTは利用者の指示や質問に基づき回答を示す。市によると、職員の約半数が文章要約やアイデア出し、検索などに使った。市は利用を続けた場合、職員の業務時間が少なくとも1日約10分短縮できると試算した。

 一方、アンケートに回答した職員の約半数が、チャットGPTが出す回答の精度に不満があるとした。

© 一般社団法人共同通信社