立憲民主党・逢坂誠二衆院議員が語る代表選挙裏話!150議席獲得発言どう思った?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年6月3日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の逢坂誠二氏をお招きし、2021年の代表選挙や次期衆院選に向けた泉代表の発言について語っていただきました。

「150議席獲得できなければ辞任」この発言を聞いた時の逢坂氏の心境とは?

【このトピックのポイント】
・今の立憲民主党に必要なのは基礎体力
・政党の基礎体力作りには地方議員の増加と具体的な政策の実現が必要
・150議席獲得発言に逢坂氏は驚かず。「辞任発言は政治家としての覚悟のあらわれ」

逢坂氏のプロフィールは以下の通りです。

逢坂氏は北海道大学薬学部を卒業後、家庭の事情で地元に戻りニセコ町役場へ入庁。政治家と公務員を嫌いなものとして挙げつつも「政治の場でなければやれないことがあったから国会に来た」と政治の道に進んだ理由を語りました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして逢坂氏に回答していただきました。

立憲民主党代表選挙裏話

2021年の立憲民主党代表選挙に逢坂氏は出馬。決戦投票になりましたが、泉健太氏に敗れました。

出馬に際して「強い党を作るための基盤づくりが念頭にあった」と逢坂氏。立憲民主党は旧民主党から離合集散を繰り返しており、党としての基礎体力ができていないと感じていたそうです。

また、逢坂氏は「教育」がこれからの日本を支えるキーワードになると考えており「教育のことも訴えたいという思いがあった」と振り返りました。

出馬を決める1週間前には西村氏とお酒を酌み交わし、お互いにかなりの量を飲んだとのこと。そこでは逢坂氏は自身が出馬を検討していることは口にせず、西村氏が出馬を悩んでいる話を聞いていたそうです。

代表選挙当時、逢坂氏が感じていた政党の基礎体力不足について、MC宮原健太は「今の立憲にも大事」とコメント。基礎体力をつける方法について問うと、逢坂氏は地方議員の数を増やすことに言及しました。

先日の統一地方選挙で立憲が議席を5つ増やしましたが、もっと増やす必要があると逢坂氏。

立憲全体で地方議員は約1200名おり、その中で北海道の議員は約170名と多くの割合を占めています。

逢坂氏は「全国のほかの地域でも北海道くらい、立憲の議員を増やしていくということが当面の目標」とコメントしました。

また、政党の基礎体力を高めるために、逢坂氏は具体的な政策に取り組むことにも言及。理念や理想を掲げるだけでなく、具体的な政策を実行し有権者の目に見える形で実績を上げることの重要性に触れました。

例として2021年に北海道で赤潮被害が発生した時に、立憲民主党が道連本部を立ち上げて現地視察や農林水産省への働きかけをしたことを挙げ、「そういう活動をもっと増やす必要がある」とコメントしました。

次期衆院選 150議席は言い過ぎ?

5月12日の記者会見で、立憲の泉代表は次期衆院選について150議席獲得を目標に掲げ、達成できなければ辞任する旨の発言をしました。

逢坂氏は発言について事前に聞いてはいなかったものの、特に驚きもしなかったとのことです。

目標達成できなければ辞任するというのは政治家としての覚悟のあらわれ、と逢坂氏。150議席という数字は岡田幹事長がそれより前に言及していたということもあり、逢坂氏は「なるほどなと思いました」とコメントしました。

立憲民主党は現職の議員が97名、総支部長が45名おり合計すると142名で150議席を達成するにはもっと多くの候補を擁立しなければなりません。

逢坂氏によると、公認候補を決定する常任幹事会の開催頻度を隔週から毎週に変更し、毎週新たな公認候補を擁立する体制になっているとのこと。泉代表が目標とする200名以上の候補擁立に向けて着々と準備が進んでいるようです。

一方で逢坂氏は議席の獲得以上に政治家が目を向けるべき問題に言及。温暖化や少子化、食料問題を例に挙げ「政治が政党のせめぎ合いを乗り越えて解決しなければならない課題がある」とコメント。

「150議席という議論も大事なんだけど、そこを乗り越えて日本の政治として大きな判断が求められる時が来るような気がする」と締めくくりました。

動画本編はこちら!

泉代表は次期衆院選で150議席獲得できなければ辞任?その発言を聞いた逢坂氏の心境は?

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