天安門事件34周年、装甲車も出動

天安門事件から34周年に当たる6月4日午後、銅羅湾一帯では警備が強化されて大勢の警官が待機・巡回し、そごうデパート付近には封鎖線が張られたほか装甲車も停車していた。3日付香港各紙によると、一帯では警官が一部の黒い服を着た者の身分証や持ち物を検査し、数人が警察車両に連れて行かれた。その中には「王婆婆」と呼ばれる常連デモ参加者の王鳳揺氏、社会民主連線(社民連)の陳宝瑩・主席、香港記者協会の麦燕庭・元主席らが含まれていた。社民連は同日午後9時ごろに陳主席が湾仔警察署を離れ、何ら担保は必要なかったと発表。香港記者協会も麦氏がすでに警察署を離れ、何ら文書に署名しておらず、起訴の告知もなかったと発表した。また3日午後には銅鑼湾一帯で扇動的な字句のあるデモ物品を展示し騒いでいた4人が逮捕された。警察は調査を経て「公共の場で秩序を撹乱」「扇動意図のある行為」の罪で4人を逮捕。また他の4人を社会の安寧を破壊した疑いで警察署に連行した。

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