「全国制覇と得点を目指す」エース神田の2発で静岡学園が2年ぶりV 藤枝順心は11連覇=静岡県高校総体サッカー男女決勝

静岡県高校総体のサッカー決勝が6月4日、エコパスタジアム(静岡県袋井市)で行われ、男子の静岡学園対清水桜が丘の一戦は伝統校の対決にふさわしい死闘に。女子は藤枝順心が⒒連覇を成し遂げました。

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試合終了のホイッスルとともに、静岡学園のエースが流した涙が、この試合の壮絶さを物語っていました。男子決勝は静岡学園と清水桜が丘が激突。静岡学園は今大会5得点のエース神田奏真選手(3年)を中心に攻め続けます。しかし後半24分、清水桜が丘が一瞬の隙をつきます。カウンターから相川郁也選手(3年)が先制点を奪います。

攻めるしかない静学は、エース・神田選手がゴールに迫り続けます。足がつる選手も続出するまさに総力戦。試合終了間際のアディショナルタイム。最後まで諦めない静学は、ロングボールをエース神田に託します。驚異的なボディバランス!まさに起死回生、エースの意地の一発で試合は延長戦に突入します。

決勝点は延長開始早々でした。ゴール前で神田選手がパスを受けると、相手を振り切りシュート!激闘を制したのは静岡学園!2年ぶりの全国切符を手にしました。

<静岡学園高校FW神田奏真選手>

「(ゴールを決められず)チームを前半後半で苦しめてしまったのは悔いが残る。チームとして全国制覇を目指し、個人としては得点王を目指して頑張っていきたい」

【静岡県高校総体男子サッカー競技決勝=エコパスタジアム】

静岡学園高2(延長)1清水桜が丘高

【得点者】

【静】神田奏真2

【清】相川郁也

2年ぶりのインハイ切符をつかんだ静岡学園イレブン=6月4日撮影、エコパスタジアム

一方、女子決勝では藤枝順心と常葉大橘が対戦。後半24分、2年生FW藤原凛音選手が決勝点。藤枝順心が11連覇を飾りました。

【静岡県高校総体女子サッカー競技決勝=エコパスタジアム】

藤枝順心高2-1常葉大橘高

【得点者】

【藤】藤原凛音

【常】なし

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