痴漢被害防止チラシ制作 「目を引くデザイン」女子高校生に感謝状

痴漢被害防止チラシ制作 「目を引くデザイン」女子高校生に感謝状

 夏を前に痴漢や盗撮の被害を防ごうと、被害防止を呼び掛けるチラシをデザインした女子高校生に警察から感謝状が贈られました。

 感謝状が贈られたのは市立船橋高校美術部の2年生 山内春奈さんです。

 山内さんがデザインしたチラシには、被害を受けて苦しむ中性的な人物に「迷惑行為は無視せず阻止を」という言葉をそえて、第三者による通報や声掛けの必要性が訴えられています。

 贈呈式で千葉県警の生活安全部 竹嶋司警視は「目を引くわかりやすいデザインで、被害防止対策に貢献していただいた」などと称えました。

  県内で2022年1年間の痴漢の検挙件数は92件に上り、2021年に比べて20件増加しているということです。

 県警は、6月15日までを「痴漢撲滅キャンペーン」と位置づけていて、鉄道会社などと協力し、駅構内でチラシの配布などを行う方針です。

市立船橋高校2年 美術部 山内春奈さん
「女性のみならず、男性にも迷惑行為はされるとネットなどで知ったので、それを第三者が防ぐという感じを伝えるポスターにした」

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