20歳カルヴァーリョの放出を進めるリバプール…識者は不満「レンタルなら良いのだが…」

[写真:Getty Images]

U-21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョ(20)の放出を進めるリバプールに対し、識者が不満を抱いている。

カルヴァーリョは昨夏フルアムから加入したばかり。今シーズン開幕当初はリーグ戦でもコンスタントに出番を貰えていたが、徐々に減っていき、年明け以降のリーグ戦のプレータイムは2試合で8分間のみとなった。

ユルゲン・クロップ監督の信頼を得られていないことは明白だが、リバプールが今夏、カルヴァーリョをRBライプツィヒへ完全移籍で売却する可能性も排除できないと報じられている。

レンタル移籍や買い戻しオプション付きの完全移籍という可能性もあるものの、この動き自体に不満を抱いているのが、イギリス『フットボール・インサイダー』でコラムニストを務める元トッテナムDFのアラン・ハットン氏。クロップ監督の戦術にフィットしていないのは確かだと前置きしつつ、完全移籍での売却はあり得ないと主張している。

「改善の余地はたくさんある。何より彼はとても若く、我々は彼がどれほどのポテンシャルを秘めた選手であるかを何度も見てきた。ユルゲン・クロップならそのような選手をレンタルに出したいと思うはずなのだが、どうだろう…」

「どうしてそんなに出て行かせたがる? ポテンシャルは明らかなのに、なぜ引っ越させようとする? 彼はトップレベルで長くプレーすることを望んでいるらしいが、それならレンタルに出し、その経験をリバプールに還元させる。この一択だ」

来たるプレシーズンの出来にかかわらず、クロップ監督の構想に入っていないとされているカルヴァーリョ。先日、SNSでファンから去就を問われ、「まもなくわかるよ」とコメントしていることから、近いうちに何らかの進展があるかもしれない。

© 株式会社シーソーゲーム