交際相手を殺害 女に懲役10年を求刑 広島地裁

おととし12月交際していた男性を殺害した罪に問われている女の裁判員裁判で、検察は懲役10年を求刑しました。

被告の女(37)はおととし12月、呉市八幡町の集合住宅で交際相手の男性(当時39歳)の背中を刃渡りおよそ16cmの包丁で2回刺し、失血死させた殺人の罪に問われています。

5日の裁判で検察は「被害者の背後から殺傷能力が極めて高い包丁を2回突き刺した行為には強固な殺意がみられる」などとして懲役10年を求刑しました。

一方、弁護側は「被告は犯行直前に暴力を受けていて正当防衛が成立する」などとして無罪を主張しました。

判決は12日に言い渡される予定です。

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