地震の記憶を後世に 岩手・宮城内陸地震を振り返る企画展 宮城・栗原市

2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震では、宮城県で14人が亡くなり4人が行方不明となっています。地震の記憶を後世に伝えようと、写真やパネルで振り返る企画展が栗原市で開かれています。

この企画展は、地震の記憶をとどめ備えの意識を高めてもらおうと栗駒山麓ジオパークビジターセンターが開きました。

会場には、地震発生からこれまでを振り返るパネルや、国内最大級の地滑り荒砥沢崩落地を撮影した縦3メートル横4メートルの大きな写真など20点余りが展示されています。

荒砥沢崩落地は、もろい岩石の上に硬い岩石が乗っている崩れやすい構造で、会場ではこの2種類の岩石が入ったバケツを実際に持って重さを体験できます。

ジオパーク専門員鈴木比奈子さん「災害の悲惨さとかスケール感を知っていただきたいのと、災害が起きた後に自然がどういうふうに変化しているのかもすごく知っていただけたらと思っています」

この企画展は、栗駒山麓ジオパークビジターセンターで11月27日まで開かれています。

© 株式会社東日本放送