「フォルツァ・ミラン。さようなら」41歳イブラヒモビッチが現役引退を発表

写真:イブラヒモビッチが現役引退を発表 @Getty Images

スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、41歳でサッカー界から引退する決断を下した。

イブラヒモビッチは4日に、サッカー選手としてのキャリアを終えると決意した。ACミランとの契約は6月いっぱいとなっており、怪我に悩まされた今シーズン終了後新たな契約は結ばないと表明。去就に注目が集まる中、「サッカーに別れを告げる時が来た」と公に発表した。

セリエA最終節でミランがエラス・ヴェローナを3-1で下し、試合後にはイブラヒモビッチの引退セレモニーが行われた。ファンから「Godbye」と書かれた大きなバナーが掲げられ、イブラヒモビッチが感極まった表情で「初めてここに来た時、君たちは俺に幸せをくれた。そしてもう一つは愛だ」と話した。

「家族や身近な人たちの忍耐強さに感謝したい。第2の家族でもあるチームメイトのみんなにもね。そしてミランの監督ステファノ・ピオリやスタッフにも、俺に与えてくれた役割にありがとうと伝えたい。だけど最も感謝したいのは、両手を広げて迎え入れ、有意義な時を過ごさせてくれたファンの君たちだ。俺は生涯、ミランのファンであり続けるだろう。サッカー界に別れを告げるときは来たが、君たちに決して別れを告げることはない。あまりにも多くの感情が俺の中を過ぎ去っていく。運が良ければまた会おう。フォルツァ・ミラン、そしてさようなら」。

1999年にマルメでプロキャリアをスタートさせたイブラヒモビッチは、2001年にアヤックスに移籍した後、ユヴェントス、インテル、バルセロナ、そしてマンチェスター・ユナイテッドなどヨーロッパの主要クラブを渡り歩く。ミランでは2011年にスクデットを獲得し、電撃復帰を果たした昨シーズンには再びタイトル獲得に貢献した。スウェーデン代表でも輝かしいスタッツを誇り、121キャップで62ゴールを記録。EURO2016の後に一度代表キャリアを終えたものの、2021年FIFAワールドカップ予選で再び黄色のユニフォームを身に纏った。

セリエA 22/23シーズン最終節ミランvsヴェローナの試合ハイライト

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