保育園の対応、有識者が検証 鹿児島女児死亡で初会合

私立認可保育園での女児死亡事案を受けて開かれた検証委員会の初会合=5日午後、鹿児島県姶良市役所

 鹿児島県姶良市の私立認可保育園「興教寺保育園」で、すりおろしたリンゴを食べた生後7カ月の女児が死亡した問題で、市は5日、有識者による検証委員会の初会合を開いた。今後は月1回程度開催し、年内をめどに報告書を取りまとめる方針。

 委員会は学識経験者や保育関係者、弁護士ら6人で構成され、非公開で実施。

 園によると、事故は4月18日午後発生。保育士がすりおろしたリンゴを小さいスプーンで複数回に分けて女児に食べさせた。あおむけに寝かせ、目を離した後、顔色が悪いことに気付いた。女児は病院に搬送されたが意識不明の状態が続き、5月28日に死亡した。

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