刑務官ら15人を処分 不適切言動で、全国点検

 全国の刑務所や少年院などの刑務官ら職員15人が、収容者の居室の扉を蹴るといった不適切な言動をしたとして、訓告や厳重注意などの処分を受けたことが5日、法務省関係者への取材で分かった。名古屋刑務所(愛知県みよし市)で刑務官が受刑者に暴行や暴言を繰り返した問題を受け、全国で点検していた。

 関係者によると、昨年12月の1週間について、257施設の監視カメラ映像を確認。14施設の刑務官ら46人が、土足で居室に立ち入ったり、相手を不快にさせるような言動を取ったりしていた。処分しなかった31人にも口頭で指導した。

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