台日連携「東アジア平和に貢献」 民衆党トップ、自民と懇談

古屋圭司元国家公安委員長(左)と握手する台湾民衆党トップの柯文哲氏=5日午後、国会

 来年1月の台湾総統選に立候補を表明している、野党・台湾民衆党トップの柯文哲氏は5日、国会内で自民党の古屋圭司元国家公安委員長らと日台関係について懇談した。柯氏は、台湾への軍事的圧力を強める中国を念頭に「台湾と日本の連携は東アジアの平和に貢献できると信じている」と強調した。

 柯氏は前台北市長。故李登輝元総統から生前、国際問題で戸惑うことがあれば日本を参考にするようアドバイスを受けたとのエピソードを紹介し、米国を含めた安全保障協力強化の必要性を訴えた。古屋氏は「日台は価値観を共有する。連携を密にしたい」と応じた。

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