宇都宮の周遊観光促進に新拠点 街なかにで休憩、交流機能を充実 宇都宮観光コンベンション協

看板を除幕し、開所を祝う佐藤市長(左から2人目)ら

 【宇都宮】宇都宮観光コンベンション協会は5日、馬場通り4丁目のうつのみや表参道スクエア2階に新設した「観光インフォメーションセンター」の開所式を同所で行った。市中心部での情報発信を強化する。

 同協会は5月29日、事務所を中央3丁目の県産業会館から同所に移転した。同センターを併設することで市内全域への周遊観光を促し、滞在時間の延長などを狙う。

 同センターは観光客が多く訪れる「宇都宮二荒山神社」「餃子(ぎょーざ)通り」「来らっせ本店」に近い立地を生かし、休憩や交流機能を充実させた。センター内に20席ほどの椅子やテーブルを設置し、来訪者が休憩できるスペースを設けた。

 内装には大谷石や竹などの市特産材を使用。今後はそれらの特産材を活用した体験型ワークショップを開催する予定だ。

 開所式には佐藤栄一(さとうえいいち)市長、藤井昌一(ふじいしょういち)会長らが出席した。センターの看板の除幕を行い、開所を祝った。佐藤市長は「宇都宮を支えた中心にあることに大きな意義がある。力を合わせ、この宝を大きく成長させたい」などとあいさつした。

 当面の営業時間は平日午前8時半~午後5時15分。体制が整い次第、土日祝日の営業も開始する。(問)同協会028.678.8039。

© 株式会社下野新聞社