【膳夫町】この地名読めますか?奈良の難読地名

【膳夫町】この地名読めますか?奈良の難読地名

【膳夫町】答えは「かしわてちょう」

奈良県橿原市にある『膳夫町』。

「膳夫」は、宮中で食膳の調理をつかさどった人を意味する。
現在の膳夫町は、古代の天皇の専属料理人膳夫氏の一族が住んでいた一帯と言われている。

膳夫町は、聖徳太子と膳夫姫(かしわてひめ)のロマンスにまつわる伝説の地。
聖徳太子が行幸中、病気の母親のために芹を摘んでいる少女と出会い、太子が親孝行に感心して歌を贈ると、すばらしい返歌を返したので太子はさらに心を打たれ、妃に迎えたという。

その膳夫姫が養母の弔いのために建てたといわれるのが「膳夫寺」。現在は後身寺院として保寿院が建てられている。

歴史に思いを馳せながら、散策してみてはいかが。

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