ファミマが農家応援 国産果実でアイスバー 第1弾は福島県産白桃

福島県産白桃を使用したアイスバー(ファミマ提供)

ファミリーマート(東京都港区)は6日、国産果実のアイスバーを、プライベートブランド(PB)として初めて発売する。果実農家の販路を確保して、持続可能な生産の支援につなげる目的だ。第1弾の今回は、福島県産の白桃を使用。約22万個を使い、90万本の商品を販売する予定だ。

同社は、持続可能な商品作りを通じた、地域の課題解決に取り組んでいる。1月には、高知県産のユズを使ったアイスバーを展開した。同商品が好評だったことを受けて今回、PBの「ファミマル」から新商品の発売に至った。今後、第2弾、第3弾と取り組みの継続を目指している。

第1弾は「あかつき」などの白桃を使った商品(178円)だ。アイスには果汁を45%使用し、濃厚な甘味が楽しめる層と、さっぱりとしたジェラートの2層仕立てにした。

農家の人手不足など供給体制が不安定化する中で、「育てた農産物がどのように使われているかをしっかりとアピールし、生産意欲の向上につなげてもらいたい」(同社)と意気込む。

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