神走塁で同点ホームイン&反撃口火の代打H!今季最長5時間7分の引き分け呼んだ近本光司&中野拓夢に並ぶ阪神攻撃の要に成長期待の好打者とは!?

島田海吏が反撃口火の代打ヒット&神走塁で同点ホームイン

6月5日、阪神甲子園球場で行われたセ・パ交流戦の千葉ロッテマリーンズ戦に、代打で途中出場した島田海吏は、3打数1安打。先頭打者で反撃の口火切るヒットを放ち、神走塁で同点ホームインを果たし、今季最長5時間7分の引き分けを阪神タイガースに呼び込んだ。

7回に浜地真澄が山口航輝から逆転3ランホームランを浴び、1点ビハインドで迎えた8回。森下翔太の代打で、先頭打者で打席に立った島田海吏が千葉ロッテマリーンズ4番手・ぺルドモの3球目136kmのスライダーをレフト前にヒットを放ち、ノーアウトのランナーとして出塁。続く梅野隆太郎は空振り三振に倒れるも、木浪聖也がぺルドモの2球目152kmのツーシームを捉え、レフトへツーベースヒットを放ち、1アウト2、3塁のチャンスを演出。

この場面で西純矢の代打で打席に立った渡辺諒がぺルドモの初球142kmのスライダーを三遊間へゴロを放つと、ロッテ遊撃手の友杉篤輝がダイビングキャッチ。すぐに起き上がりホームに送球したが、好スタートを切っていた三走・島田海吏が際どいタイミングだったが、捕手のタッチをかいくぐって、本塁を陥れ、野選で同点となった。

島田海吏は、今シーズン開幕1軍を果たすも、ドラフト1位ルーキー森下翔太に開幕スタメンを奪われ、代打、代走、守備固めでの起用が多く、なかなかスタメン出場する機会を掴めていなかった。

その為、人一倍活躍できる機会で結果を残してやろうと強い思いを持ち、打席に入っており、その結果がこの試合で反撃の口火切るヒットと神走塁での同点ホームインをもたらした。

浮上のきっかけを掴んだ島田海吏が、森下翔太、小野寺暖に負けじと結果を残し、近本光司、中野拓夢に並ぶ阪神タイガース打線の攻撃の要に成長してもらいたい。

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