警備強化、都道府県連に要請へ 自民、首相襲撃の検証受け

東京・永田町の自民党本部

 自民党の「治安・テロ対策調査会」は6日、党本部で会合を開き、岸田文雄首相襲撃事件に関する警備の検証結果について警察庁から報告を受けた。会長の岩屋毅衆院議員は、党本部から都道府県連に選挙時の安全対策強化を要請する方針を記者団に明らかにした。詳細は今後検討する。

 岩屋氏は「いつかは衆院選があるので、しっかりと対応がとれるように認識を共有しておく必要がある」と述べた。首相遊説では、金属探知検査や手荷物検査を必ず実施するようにする可能性があるとの認識も示した。

 警察庁は報告書で、今後は警察が演説会を主催する政治家側と密接に連携し、警護対象者が演説する際は屋内会場を優先するとした。

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