日光ナンバー導入へ 図柄デザイン8月から公募 市と塩谷町が協議会

図柄の公募などを決めた協議会

 【日光・塩谷】自動車用のナンバープレートに希望する地域名を表示するご当地ナンバー「日光ナンバー」の交付を控え日光、塩谷両市町は「日光ナンバー導入協議会」を設立し5日、同市役所で第1回の協議会を開いた。採用する図柄を8、9月に公募することや、今後のスケジュールなどを決めた。

 「日光ナンバー」は2025年5月ごろの導入が予定されている。同協議会は「日光ナンバー」が交付される両市町の首長、商工団体、観光協会関係者らで組織。プレートは図柄入りとなるため、8月上旬から9月上旬にかけて図柄のデザイン案を募集する事業計画案を承認した。

 9月中旬には応募があったデザイン案の中から5点程度に候補を絞り込み、10月には住民に提示しアンケートを実施。その結果を基に11月にはデザイン1点を選定する。

 第1回の協議会で粉川昭一(こなかわしょういち)市長は「日光ナンバーは走る広告塔として、観光振興や地域経済に大きな影響を与える。活用することで地域活性化と魅力の向上につなげたい」と期待。見形和久(みかたかずひさ)町長も「導入できたからいいというわけではない。さらなる効果のために手を合わせていきたい」とあいさつした。

 協議会で選定した図柄は年内に県を通して国土交通省に提案。同省の審査を経て24年以降に決定する見通しという。

© 株式会社下野新聞社