結成2年のチームが初優勝 軟式野球決勝は30歳以上差も熱戦 一時はシニアが逆転も/岡山・津山市

第54回岡山県津山市選抜軟式野球大会(津山野球協会主催、津山朝日新聞社共催、内外ゴム協賛)最終日は4日、同市勝部の津山スポーツセンター野球場を会場に準決勝、決勝が行われ、熱戦の結果、結成して2年目のザ・ロックがうれしい初優勝を飾った。

準決勝は初日を勝ち抜いた鴨川とザ・ロック、京南クラブと津山楽球会が対戦。決勝のザ・ロック―津山楽球会戦は、メンバーの平均年齢が30歳以上離れたチーム同士の戦いとなり、16―11でザ・ロックに軍配が上がった。

閉会式では優勝、準優勝チームと、個人賞を表彰。福原士郎副会長が「親子、孫ほどの年齢差があるチーム同士の戦いで、しかも一時はシニアチームが逆転して驚かせてくれた。今シーズンもいろんなドラマを期待している」とあいさつし、熱戦の幕を下ろした。

【Bクラス】
▽決 勝
ザ・ロック
4402321 16
0029000 11
津山楽球会
(ロ)芦田、佐田、岩清水、水杉―矢吹、谷本
(津)延安、滝山、竹林―坂手、鷹取
▽三塁打=岩清水(ロ)▽二塁打=谷本(ロ)、田中(同)、小野(同)、佐田(同)
◇主審=岡本◇一塁=吹井◇二塁=三谷◇三塁=内田

◎…平均年齢22歳と78歳を筆頭に還暦古希選手もレギュラーで活躍するシニアチーム津山楽球会との「年の差対決」となった決勝戦。先攻のザ・ロックが1、2回と得点を重ね一気に引き離すかにみえた。しかし4回、津山楽球会は四死球と失策を誘い一挙に大量点を挙げ逆転に成功。あわやと思われたが、ザ・ロックは粘りを見せ、5回以降長短打をからめて加点。約2時間半の死闘の末、ザ・ロックが優勝をもぎ取った。

▽準決勝
ザ・ロック
0002003 5
0000001 1
鴨 川
(ロ)水杉―小坂
(鴨)池口、吉田―中山
▽三塁打=谷本(ロ)▽二塁打=鈴木(鴨)
京南クラブ
0000000 0
012001× 4
津山楽球会
(京)下山―武川
(津)滝山―鷹取
ザ・ロック佐田遥輝監督の話 2000生まれの地元の仲間たちを中心に、結成2年目のチーム。親子ほど年の離れたチームとの対決は楽しかったし、初タイトルはとてもうれしい。楽しい、元気、一生懸命、三拍子そろったチームを目指したい。
《表彰》◇最優秀選手賞=谷本裕也(ザ・ロック)◇敢闘選手賞=滝山知由 (津山楽球会) ◇優秀選手賞=矢吹渉太(ザ・ロック)、竹林直基(津山楽球会)

熱戦が繰り広げられた決勝戦=ザ・ロック―津山楽球会

準優勝の津山楽球会

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