小倉こども相、法改正「慎重に」 ジャニーズ性加害問題で

小倉将信こども政策担当相

 小倉将信こども政策担当相は6日の記者会見で、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を巡り、被害を訴えている当事者らが児童虐待防止法の改正を求めていることについて「同法は保護者による虐待行為に関する措置を規定している。今般の事案とは性格が異なり、慎重に考えていく必要がある」と述べた。

 小倉氏は、児童虐待防止法には、子どもを監護する保護者からの虐待を防ぎ、親子の適切な支援を図る観点があると説明。その上で「性暴力は子どもの心身に有害な影響を及ぼし、人権を著しく侵害する極めて悪質な行為。断じて許されない」と指摘し、今後、関係省庁と連携して必要な対策を講じるとした。

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