大雨で1人が死亡するなど被害が出た愛知県豊橋市で2日、災害情報を報道機関などへ提供する「Lアラート」での緊急安全確保や避難指示の配信が最大で3時間以上遅れていたことが6日、市への取材で分かった。
市防災危機管理課によると、Lアラートにつながる県のシステムへの入力が他の作業に追われて遅れたため。テレビなどLアラートに基づいて発信される一部メディアの報道に遅延が起きた可能性があるという。
市は川の水位上昇を受け、市内の一部地域へ2日午後3時19分に避難指示、午後4時半ごろには、警戒レベル5の避難情報「緊急安全確保」を発令した。しかし、Lアラートでの配信はいずれも午後6時27分だった。