6月10日に「宮野ホタルまつり」 ホタル飼育活動の発表も

▲昨年は約4000人が訪れ賑わった

 第39回「宮野ホタルまつり」が、6月10日(土)午後4時から8時半まで、宮野地域交流センター(山口市宮野下)で開かれる。主催は宮野ホタルまつり協賛会。雨天時は翌11日(日)に延期される。    

 この催しは、1985年(昭和60年)の山口ふれあい館(山口市宮野上)の開館を機に、周辺に生息するホタル鑑賞を楽しんでもらおうと同所で始まった。年々規模は拡大し、毎年多くの人が訪れる催しだったが、コロナ禍のため2020年から中止に。2022年には、感染対策や交通面での安全から会場を同センターへ変更。内容も刷新して3年ぶりに開催し、約4000人が祭りを楽しんだ。今年も、昨年の内容を継続して開かれる。    

 イベントステージは、宮野中学校吹奏楽部による演奏で5時にスタート。5時半からは、毎年ホタルの幼虫を飼育・放流している宮野小児童による作文・イラストの表彰、代表児童による作文朗読などのセレモニーが行われる。続いて6時からは、小学6年生までの児童が対象の「お菓子まき」が、6時半からはふしの岩戸太鼓や山口県立大学吹奏楽部BLAZEによるアンサンブル演奏などもある。    

 復活する空くじ無しのビンゴゲームは7時半頃から。ビンゴカードは1枚100円で、限定360枚が4時から販売される。    

 広場には、宮野商工振興会、宮野小学校PTA、宮野自治連合会などの協力団体による飲み物、焼き鳥、フライドポテト、うどん、わたがしなどの飲食店がズラリと並ぶ。さらに、和菓子付きの抹茶席や、千本引き、お菓子すくいなど、子どもから大人まで楽しめるコーナーもある。     

 センターの1階には、1983年以降、ホタル委員会を中心にゲンジボタルの飼育・放流活動を続けている宮野小児童らのホタルに関する作文やイラストが展示される。    

 同じく2階では、宮野中生徒による新企画「ペーパーアートでホタルを作ろう!」や、麦わらを使用した「蛍かごを作ろう」(先着20人、500円)など、多彩な企画が予定されている。    

 駐車場は同センター向かいの宮野小学校グラウンドと宮野中学校グラウンドに、駐輪場は宮野小学校正門やプール下などに用意される。また、宮野郵便局と同センターを結ぶ市道は、4時から8時半(予定)まで車両通行規制がかかる。    

 「40年以上ホタル飼育活動に取り組んでいる宮野小学校の児童たちにはとても感謝している。ホタルにまつわる企画もあるので、ぜひご来場を」と金子隆文会長。問い合わせは同会(TEL083-934-5005)へ。

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