ネットメロン、真心詰めて 庄内砂丘特産、鶴岡で初出荷式

甘くみずみずしく育ったネットメロン=鶴岡市・JA鶴岡西郷選果場

 庄内砂丘特産のネットメロンの初出荷式が5日、鶴岡市のJA鶴岡西郷選果場で行われた。春先からの好天により生育は順調で、出荷量は例年並みの約2750トンを見込んでいる。8月上旬にかけて関東を中心に届けられる。

 ハウスで育てられたアンデスメロン約2.2トンが搬入され、職員が糖度や外観を確認した。式には関係者約40人が出席した。テープカットや神事が行われ、関東地方などに向かうトラックを見送った。同市千安京田のメロン農家本間卓さん(47)は「真心と熱意を持って栽培した安全で安心なおいしいメロンを多くの人に食べてほしい」と話していた。

 同JA管内では172人の生産者がオリジナルブランドの鶴姫(青肉)と鶴姫レッド(赤肉)、アンデスメロンを育てており、作付面積は約111ヘクタール。6月下旬から本格的な出荷を迎え、8月上旬まで続く見通し。今月下旬に同選果場敷地内に直売所を開設する。

甘くみずみずしく育ったネットメロン=鶴岡市・JA鶴岡西郷選果場

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