レクサス新型「LBX」初公開 トヨタ東日本岩手工場で全量生産

5日に公開されたレクサスの新モデル「LBX」。輸出用も国内用も全てトヨタ自動車東日本岩手工場で生産する

 トヨタ自動車は5日、高級ブランド・レクサスの新モデル「LBX」をイタリア・ミラノで初公開した。小型スポーツタイプ多目的車(SUV)で、海外向けを含め全量をトヨタ自動車東日本岩手工場(金ケ崎町)で生産する。今秋以降に日本を含む世界約60カ国で販売を始める。

 LBXは全長4.2メートル、幅1.8メートル、高さ1.6メートルのハイブリッド車(HV)で、レクサスのSUVでは最小となる。岩手工場で生産するヤリス、ヤリスクロスと同じGA―Bプラットフォーム(車台)に独自改良を加えて採用する。

 トヨタ東日本はトヨタグループの小型車の生産拠点となる。現在生産する4車種のうち小型SUV「C―HR」は7月下旬で製造を終了し、その分の人員や生産能力をLBXに投入するとみられる。

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