CL決勝でペップ・シティに挑むインテル、バストーニは団結力に自信「互いに全てを捧げてこの舞台を掴んだ」

[写真:Getty Images]

インテルのイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニが、チャンピオンズリーグ(CL)制覇に向けて闘志を掻き立てている。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

好不調の波が激しいシーズンを送りながらも13年ぶりのビッグイヤーに王手をかけたインテル。運命の決勝戦は10日、トルコ・イスタンブールでプレミアリーグ王者のマンチェスター・シティと対戦する。

イタリア国内ではクラブの垣根を超えた期待がインテルに注がれているようで、元ミラン幹部のアドリアーノ・ガッリアーニ氏(現・モンツァ)までもがインテルを応援するため、シティ戦を現地観戦すると明言。欧州での復権を目指すイタリアサッカー界の希望の星となっている。

運命の決勝戦が刻一刻と近づくなか、インテルで主力として活躍するイタリア人選手・バストーニも気合十分。イタリア『メディアセット』のインタビューでは、チームの団結力を武器にシティを倒したいと語った。

「もしシーズンの初めに『CL決勝に進出できるか?』なんて問われていれば、同意は難しかっただろう。無数のプレーヤーがいるなか、この舞台に立てる人数は限られているからね。だけど、今なら答えは違う。決勝進出は達成すべき目標であり、その決勝でもうまく戦いたいと思っている」

また、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティについて、記者が「まるでTVゲームの世界のように強いチームだ」という印象を伝えると、バストーニは頷きながらも闘志を掻き立てる材料に変えて見せた。

「確かに。そう思わないのはむしろ不自然だ。だけど、僕たちインテルも素晴らしい冒険の末にここまで来た。チーム一体となって強敵を打ち負かしたからここにいるんだ。シティ戦でも同じことを達成すべく努力するつもりさ」

「僕たちはサッカー選手である以前に、全員が1人の男だ。お互いを見つめ、問題点を議論し、なんとか克服してきた。特に今年1月以降は全員が同じ方向を向けたと思う。互いが互いに全てを捧げるという原点に戻った結果、この舞台を掴み取った」

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