宅配時の異変を報告、高齢者などの孤立死防止へ協定締結 我孫子市

宅配時の異変を報告、高齢者などの孤立死防止へ協定締結 我孫子市

 高齢者の孤立死を無くそうと、千葉県我孫子市と大手運送会社が6月6日、地域の高齢者などに対する見守り強化の協定を締結しました。

 締結式は6日、我孫子市役所で開かれ、我孫子市の星野順一郎市長と運送大手ヤマト運輸の井黒聖一流山主管支店長が協定書を取り交わしました。

 協定は、ヤマト運輸が宅配などで市内の高齢者の家に郵便物が溜まっているといった異変を発見した際に、市に情報提供することを定めていて、市は状況を確認の上、支援などを速やかに実行できるようになります。

 星野市長は「東葛エリアでは毎月のように孤立死が発生していて、未然に防ぐこの協定は価値がある」と期待を込めました。

 我孫子市によりますと、市民の約3割が65歳以上の高齢者で、そのうち約1万人が一人暮らしをしているとみられていて、協定による見守りの効果が今後期待されます。

ヤマト運輸株式会社 井黒聖一 流山主管支店長
「我孫子市から独居の方の死亡やリスクが無くなるよう、ヤマト運輸としても努力していきたいと思う」

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