中国、米高官会談を前向き評価 意思疎通の継続で一致

クリテンブリンク米国務次官補(左)、中国の馬朝旭外務次官(新華社=共同)

 【北京共同】中国外務省は6日、馬朝旭外務次官と、訪中したクリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が5日に「成果の多い」会談を行ったと発表した。意思疎通を継続することで一致したとも強調し、前向きな評価をした。

 米中関係は、米本土の上空を飛行した中国偵察気球を米軍が2月に撃墜して悪化したが、最近、貿易経済や外交分野で緊張緩和に向けた動きが出ている。ただ軍の対話は停滞し、偶発的衝突の懸念は拭えない。

 双方は今後、気球問題で延期したブリンケン米国務長官の訪中実現に向けて調整を進めるとみられる。

記者会見する中国外務省の汪文斌副報道局長=6日、北京(共同)

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