米議長「天安門事件忘れない」 在米の中国民主活動家ら招き会合

米議会で開かれた天安門事件に関する会合で、魏京生氏(右端)の話を聞くマッカーシー下院議長(左端)。左から3人目はギャラガー委員長=5日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】マッカーシー米下院議長(共和党)は5日、1989年の天安門事件から今年で34年となったのに際し、議会に在米の中国民主活動家らを招いて会合を開いた。「われわれは議員として各地の自由のために活動している。天安門事件のことを忘れてはならない」と訴えた。

 会合は中国共産党に関する下院特別委員会のメンバーと共に開いた。事件当時の民主化運動に参加した李恒青氏は、中国の人権問題について「民主主義国のリーダーとして、米国には『内政問題ではない』と中国に言ってほしい」と語った。民主活動家の重鎮、魏京生氏も米国にさらなる取り組みを求めた。

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