離婚調停や破産にウェブ手続き 公正証書も、改正法成立

 離婚や遺産分割といった家事調停や、破産など裁判以外の手続きをオンラインで可能にする改正民事執行法などが6日、衆院本会議で、自民、公明、立憲民主各党などの賛成多数で可決、成立した。昨年5月に成立した改正民事訴訟法で民事裁判は提訴から判決までのオンライン化が決まっており、民事手続き全体に拡大する。公正証書作成時のウェブ活用も認める。2028年までに順次施行される。

 改正法の対象は離婚調停や遺産分割調停、破産手続き、財産の差し押さえ、土地の賃借権の譲渡許可など。従来は書類の郵送などだった申し立てをインターネットで可能にする。弁護士ら代理人にはオンライン利用を義務付ける。

© 一般社団法人共同通信社