旧タイガーバームガーデンが再公開

かつて香港の観光名所の1つとして世界的に有名だった萬金油花園(タイガーバームガーデン)。その庭園に隣接していた歴史的な建物「虎豹別●」(Hu Par Mansion)が、6月9日から再公開されることになった。大坑に位置する萬金油花園(2004年に取り壊し)と虎豹別●はタイガーバームの売り上げで財を成した華僑・胡文虎氏の別荘として1930年代に建てられ、2009年には香港の一級歴史建築に指定された文化的価値の高い建物だ。虎豹別●はその後再開発され名称を変え2019年に一般公開されたものの2022年9月に一旦公開終了。このたび再公開となった。6月5日付政府公報によると、公開は金・土・日曜と祝日のみ。鑑賞ガイドが案内する無料のツアー形式で、1日4回開催、1回の定員は24人だ。ガイドがその歴史や建築の特色、文化的価値などを紹介し、庭園や室内の大部分を参観することができるという。古物古蹟辦事処のウェブサイトから予約でき、受付開始は6月6日10時から。電話による問い合わせは2208-4406または2208-44067へ。【●=野の下に土】

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