尾道連続放火 男の控訴棄却 広島高裁

尾道市の寺や住宅で放火などを繰り返した罪に問われている男の裁判で、広島高裁は男の控訴を棄却し一審の判決を支持しました。

被告の男(47)は2019年、尾道市内の寺や住宅に侵入し仏像や絵画などを盗んだ上、建物に火をつけるなどした10件の罪に問われています。

一審の広島地裁は木造密集地の空き家への放火について「死傷者を生じかねない危険な犯行」などと指摘し、懲役11年の判決を言い渡しました。

弁護側は門を燃やした罪について事実誤認があるなどとして控訴していました。

6日の裁判で広島高裁は「門に放火したことで公共の危険が生じたことは優に認定することができる」などとして控訴を棄却し、一審の懲役11年の判決を支持しました。

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