ABCアナウンサーが小学校で出張授業!インタビューのコツ、教えます『おはようパーソナリティ古川昌希です』

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古川昌希(ABCアナウンサー)と去来川奈央がお送りしている『おはようパーソナリティ古川昌希です』。6月2日の特集コーナー「話のダイジェスト」では、5月下旬に大阪教育大学附属天王寺小学校で行われた出張授業の様子をお送りしました。

小学5年生の国語の教科書には「インタビュー」の単元があり、実際の授業では話し手・聞き手・記録係に分かれてインタビューをするのだそう。今回は校舎の視聴覚室に集まった元気いっぱいの5年生約100人を相手に、古川アナウンサーと塚本麻里衣アナウンサーの2人が“先生役”として出張。インタビューにまつわる子どもたちの悩みを聞きました。

■話が長くて時間が足りない……そんな時は「相槌」

生徒:話し手の人の話が長くなって、予定通りにインタビューができないとか、1個しか質問が出来なかった時があったんですけど、それは質問を早くすればいいのか、待ってあげればいいのかっていうのがわからなくて。

古川アナ:これは難しい! 途中で会話に割り込んでいくのってすごく難しいと思うんだけど、僕も街頭インタビューの時に、ものすごく想いがあふれて、1個聞いたらずーっとしゃべる方もたまにいらっしゃるのね。そういう時に僕はどうするかっていうと、相槌を途中から多く入れてるのね。「はい」「なるほど!」「そうそう、そうですよね!」って言っていたら、途中から自分のところに会話のターンが回ってくるから、そこで本当に聞きたかったところを差し込むっていうことをやっていて。細かくうなずきや相槌を入れるっていうことをやってみてほしい!

■用意した質問は“お守り”。基本の「5W1H」を大事に

生徒:聞き手をやっているときに、話が進みすぎて質問することがなくなっちゃって。どうしたらいいんでしょうか?

古川アナ:そのときの方法なんだけれども、みんな「5W1H」ってわかるかな? 英語で「When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)」というのがあって、これがインタビューの基本なのね。

僕たちが大事にしているのが、「今、インタビューで聞いている人が5W1Hをちゃんと言ってくれているかな」っていうところ。これをチェックしながら聞いてみて。いつ、どこで、誰と、何があったのか、なぜそれをしたのか。それで最後の1Hは、どんな風にしたのか、思ったのか。これをインタビューの中でずーっと聞いていくだけで、多分ね、全然時間が足りなくなるんですよ。

塚本アナ:事前に質問を5つか6つ用意していたとします。決してその質問を全部聞かなきゃいけないとか、全部消化しないといけないというインタビューはないんです。相手の話を聞いて、話の中から自分の気になるポイントを拾って、次の質問をしていく。その中で、うまく繋がって「おっ、ここならあの質問ができるな」と思った時にもともと考えていた質問を取り出す。

なので、事前に質問をたくさん考えておくのは大事。でもこれは、お守りだと思ってください。お守りだと思って、そこから全然違う話に転がっても、それが面白いと思ったらインタビューは大成功です。なので、考えた質問にあまり縛られない方がいいと思います。

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ABCテレビ『キャスト』など、これまで数々の番組でインタビュアーを務めてきた古川アナと塚本アナ。2人から子どもたちへのアドバイスは、きっと大人にとっても参考になるのではないでしょうか。

授業では、子どもたちがアドバイスを参考にして実際にインタビューをしてみる様子や、出張授業を受けた子どもたちの生の声も。その様子は、6月2日の『おはようパーソナリティ古川昌希です』8時台の放送でお送りしました。放送の1週間後までradikoタイムフリーでも聴くことができます。

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おはようパーソナリティ古川昌希です

放送局:ABCラジオ

放送日時:毎週金曜 6時30分~9時00分

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※放送情報は変更となる場合があります。

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