「高齢化で協力得られず」と地元観光協会が海水浴場運営から撤退決める 宝伝・犬島は今夏開設せず 岡山市は「2024年以降の開設を検討」

岡山市東区の「宝伝海水浴場」と「犬島海水浴場」が、2023年の夏は開設されないことになり、地元からは残念がる声が相次ぎました。

(地元の人はー)
「えっ!そうなんだ。さみしい。子どもも成人したんだけど、よく行っていました」

岡山市東区の「宝伝海水浴場」と「犬島海水浴場」はこれまで西大寺観光協会が運営していました。しかし5月18日、「監視員など人員の確保が難しい」として2023年の夏以降、撤退することを決めたということです。

(西大寺観光協会/大森 後藤治 会長)
「地元の住民の方々のご協力で海水浴場をやっていましたが、高齢化して協力が得られなくなったこともあり、西大寺観光協会としては休止しようと」

岡山市は対応を検討していましたが、2023年の夏の開設は難しいと判断。「2024年以降に開設できないか検討したい」としています。

(西大寺観光協会/大森 後藤治 会長)
「エリアとしてはとても良い所なので、犬島と宝伝と両方また岡山市の海水浴場として開催できたらいいとは思います」

この決定に、地元の人からは残念がる声が聞かれました。

(地元の人はー)
「いやそりゃもう、していただきたい、このままね。若い方はなかなかそっち(海水浴場)までお手伝いが回らないのでしょうかね」

どちらの海水浴場も2020年から2022年までは、新型コロナの影響などで3年連続で開設を中止していました。

2019年は、宝伝海水浴場に約7200人が、犬島海水浴場には約1700人が訪れていました。

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