武藤敬司が“第42回 ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』”を受賞!「プロレスのどんな賞よりも好感度アップですよ」

6月6日(火)東京會舘にて第3日曜日「父の日」(今年は6月18日)に先立ち行われた“第42回 ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』”発表・授賞式に2月にプロレスを引退した武藤敬司が出席し、“第42回 ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』”を受賞した。

プロレス界では2006年に坂口征二さん、2011年に佐々木健介さん、2016年には棚橋弘至が受賞しており、4人目の受賞となる。

第1部では「お父さんの似顔絵・お父さんへの作文コンクール」発表・授賞式、チャリティ贈呈式、第2部にて第42回ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』 発表・受賞式が行われた。

受賞者は以下の5名

<第42回ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』 受賞者>
政治部門:五十嵐 立青(つくば市長)
経済部門:数原 滋彦(三菱鉛筆株式会社 代表取締役社長)
学術・文化部門:桂 宮治(落語家)
芸能部門:高橋 克典(俳優)
スポーツ部門:武藤 敬司(元プロレスラー)

武藤敬司コメント
「俺でいいのかなと思っちゃたりもします。今年の2月、39年間やっていたプロレスを引退しました。現役時代はどうしても巡業とかがあって、ほとんど家にいない、もう地方に行ったりして。だから家庭もかえりみることができず。引退してからはずっと家にいるんですよ。そうすると家族から「うざい」「うっとおしい」本当にけむたがられてる、そんな俺がこんな受賞していいのかなと思ったりもするんですけど。いただけるのはいただきます。ありがとうございます」

ーー改めてプロレスラー人生を振り返っていかがですか。

「39年間一生懸命やりましてですね、プロレスに限っては、賞という賞を全部取りましたね。今年もプロスポーツ功労賞、そしてまたアメリカのWWEのホール・オブ・フェームといって殿堂入りもしましてですね。しかし、このプロレスのどんな賞よりも、このベストファーザー賞、好感度アップですよ。イメージアップです、ありがとうございます」

ここで家族写真が投影され、若い時のアメリカでの姿に「髪の毛がいっぱいあったんだよ。娘はもう今23歳なんだけど、娘はこの髪の毛のある俺を知らないんですよ」と笑いを誘っていた。

また、息子さんについて「実は息子、俺より身長と体重がでかいからね。だからなんとかしてプロレスの方、プロレスの方にと思っていたんだけど普通のサラリーマンになっちゃんですよ」と残念だったことを明かし、娘さんについては「俺の背中を見てくれたいたみたいで、人前でやる、エンターテイナーというか、今シンガーソングライターとして頑張ってますよ。皆さん、うちの娘をよろしくお願いします」としっかり来賓の方々へアピールしていた。

今後の仕事としての方向性は?という質問に「今ね、プロレス団体いっぱいあるんですけど、特にメジャーっていう団体が新日本プロレスっていう団体だったり、あとノアという団体、全日本プロレスっていう団体があって、新日本プロレスの今のチャンピオンのSANADAっていうのがいて、俺の弟子であって。あとノアのジェイク・リーっていうのは俺が発掘した弟子であって、全日本プロレスの永田(裕志)っていうのがチャンピオンで、俺の付き人だったやつで。ある意味プロレス界にはなんかいっぱい遺伝子も残したし。もしかしたらちょっと距離を置いて、ちょっと楽しみたいなってね。

これからはプロレス界のお父さん的存在にこれからなっていくのですか?

「いや~あんまり近いと、意見を言いたくなる。なんていうの何か嫌じゃない。また、けむたがられるじゃん家族みたいに」と自虐ネタで笑いを取っていた。

最後にこれからどんな父親でありたいというふうに思ってらっしゃいますか?という問いには「めちゃくちゃわがままな、クソじじいになってやろうかと思っています」と最後まで会場を湧かせた。

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