猫の3つの『水分不足サイン』に要注意!原因と予防する方法も

1.水をじっと見る

猫は喉が渇いているけど何らかの要因で水分摂取しないとき、じっと水を眺めることがあります。水を飲もうとしない理由は様々。純粋に飲み水が気に入らないということもあれば、口内炎などができて痛みを感じているときもあります。

猫が水を飲みたそうにしているのに飲もうとしない状態を放置していると、脱水に至ってしまう懸念もあります。新鮮な水に取り替えるなどの工夫を試してもダメそうであれば、動物病院などに相談されることを推奨します。もしかしたら何か病気を抱えているかもしれません。

2.元気がない

なんだか猫の元気がなく、ぐったりしている。そう感じたときは、要注意。部屋の温度が高ければ熱中症になっている可能性があるため、室温を調整しつつ、その状態が続くかよく注意して観察する必要があります。

食欲がない、呼吸が荒いなどの症状も確認できる場合は、すでに水分不足が進行して脱水になりかけている可能性もあります。対応が遅れる前に動物病院で診察してもらいましょう。

3.排尿が少ない

水分不足の疑いがある猫には、排尿が少なくなる症状が現れやすいです。排尿の量が少ない、回数が少ないと言った場合、水分が不足しており排出する尿が少なくなっている可能性があります。

猫のトイレ状況は健康状態を把握できる大事な指標です。毎日トイレ掃除するとき、猫の排泄状況もチェックして回数や量に変化がないか確認する習慣を身に付けましょう。

皮膚テントテスト

猫が脱水症状を起こしていないか、簡単に確認出来る方法として皮膚テントテストがあります。本来、水分が足りている猫の皮膚には弾力があります。そのためつまみ上げて離すとすぐに元の状態に戻りますが、脱水状態のときはそうはなりません。水分不足によって弾力が低下している分、元の状態に戻るのに時間がかかります。

皮膚テントテストは、その状態を確認する方法です。つまんで離した皮膚が5秒以内に元に戻るようであれば、水分不足の心配は少ないです。逆に5秒を超えるようであれば、脱水の可能性が疑われるため、注意が必要です。

また、皮膚テントテストはあくまでも目安のひとつに過ぎないため、過信しないようにしましょう。

まとめ

暑さに強いと言われる猫ですが、それでも日本の暖かい季節はしんどいです。エアコンなどで適切な空調管理を行っていても、水分を摂取していなければあっという間に脱水症状に陥ってしまいます。

猫は習性的に水分を積極的に摂取しないため飼い主さんによる工夫が求められます。最も手軽な水分補給方法として、ウェットフードやペーストおやつを水に溶かす方法が挙げられます。

今回の記事を参考に、猫の水分不足のサインを見逃さないよう心掛けてみてください。

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