マンション丸ごと98戸に課税ミス 144万円を過大請求、市担当者が失念

亀岡市役所

 京都府亀岡市は6日、分譲マンション「ローレルコート亀岡駅前」(同市亀岡駅北1丁目)の全98戸の所有者に、固定資産税と都市計画税を計144万4527円過大請求する課税ミスがあったと発表した。誤って課税額が多い土地区分で計算していた。

 市税務課によると、同マンションは200平方メートル以下の住宅地が対象で、店舗や空き地よりも税額が少ない「小規模住宅用地」が適用されるが、担当者が失念していたという。5日に販売業者の代理人から問い合わせがあり、ミスが分かった。

 市は順次所有者に謝罪し、納付された分は還付手続きを進めている。同課は「事務処理の手順を再度確認し、再発防止に努める」としている。

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