相模原市、休日一時保育開始へ 全未就学児対象に理由問わず 2024年度から

相模原市役所

 相模原市は6日、保育施設が閉所している休日や祝日に子どもを預けることができる「休日一時保育事業」を2024年度から開始する方針を明らかにした。市内在住のすべての未就学児が対象で、預かりの理由も問わない。市によると自治体がこうした保育サービスを実施するのは珍しいといい、市は「子育て世帯の負担軽減につなげていきたい」と話す。

 市保育課によると、休日や祝日に子どもを預かる保育施設は各地にあるが、保育所などに在籍している子どもが対象で、理由も原則保護者の就労に限られるという。

 市が新たに開始する休日一時保育事業は、保護者の就労のほか、休息や冠婚葬祭、地域活動の場面を想定。開所時間は午前7時から午後6時、料金は1時間300円以内を予定している。

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