敵国、全仏テニスまたも握手拒否 サバレンカ「勝ててうれしい」

スビトリナ(下)に勝利したものの、試合後の握手を拒否されたサバレンカ=6日、パリ(ゲッティ=共同)

 テニスの全仏オープン第10日は6日、女子シングルスでベラルーシ出身のサバレンカが強烈なサーブやフォアハンドで、守備力の高いウクライナのスビトリナをねじ伏せた。ウクライナ侵攻で敵国同士の対戦。スビトリナが試合後の握手を拒否、観客からはブーイングが起きる後味が悪い最後だった。

 サバレンカは母国がロシアを支援する侵攻を巡って執拗な質問を受け、不安を感じたとして過去2試合の記者会見を欠席した。この日のコート上のインタビューでは「彼女はよく動く、とてもタフな相手。勝てて本当にうれしい」と爽やかに笑った。(共同)

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