世界レスリング連盟（UWW）の2023年ランキング大会第3戦・女子は6月2～3日にキルギス・ビシュケクで行われ、57kg級で欧州チャンピオンのアリナ・フルシナ（ウクライナ）が勝つなど、戦争下から参加のウクライナが3階級を制した。同選手は先月前半の時点でランキング2位。この優勝で1位になる見込み。
他に勝ったのは、59kg級に出場したオリンピック2度出場のユリア・トカチ、62kg級で昨年の世界選手権3位のイロナ・プロコペブニウクの2選手。プロコペブニウクは、ドーピング違反の出場停止から復帰してきた2017年世界チャンピオンのオーコン・プレブドルジ（モンゴル）を決勝で破った。
▲3試合を勝ち抜いて優勝したアリナ・フルシナ（ウクライナ）。世界選手権の第1シードの候補に浮上＝UWWサイトより
中国とカザフスタンが2階級ずつ、モンゴル、インド、キルギスが各1階級を制した。
各階級の決勝は下記の通り。
女子
【50kg級・決勝】
Meng FAN（中国）○［4-4］●Oksana LIVACH（ウクライナ）
【53kg級・決勝】
Khulan BATKHUYAG（モンゴル）○［8-0］●Otgonjargal GANBAATAR（モンゴル）
【55kg級・1-2位（リーグ戦）】
［1］Marina SEDNEVA（カザフスタン）、［2］Karla GODINEZ（カナダ）
【57kg級・決勝】
Alina HRUSHYNA（ウクライナ）○［7-4］●Kexin HONG（中国）
【59kg級・1-2位（リーグ戦）】
［1］Yuliia TKACH（ウクライナ）、［2］Solomiia VYNNYK（ウクライナ）
【62kg級・決勝】
Ilona PROKOPEVNIUK（ウクライナ）○［8-3］●Orkhon PUREVDORJ（モンゴル）
【65kg級・1-2位（リーグ戦）】
［1］MANISHA（インド）、［2］Irina KAZYULINA（カザフスタン）
【68kg級・決勝】
Feng ZHOU（中国）○［14-5］●Delgermaa ENKHSAIKHAN（モンゴル）
【72kg級・1-2位（リーグ戦）】
［1］Zhamila BAKBERGENOVA（カザフスタン）、［2］REETIKA（インド）
【76kg級・決勝】
Aiperi MEDET KYZY（キルギス）○［5-3］●Yuanyuan HUANG（中国）
