「非道な行為」「国際法違反」 NATO、EUがロシアを非難

NATOのストルテンベルグ事務総長=4月、ブリュッセル(ゲッティ=共同)

 北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)は6日、ウクライナ南部のカホフカ水力発電所のダムが破壊されたとして「非道な行為」「国際法違反」などとロシアを相次いで非難した。

 NATOのストルテンベルグ事務総長はスロバキアで行われた東欧諸国の会議で「数千人の市民を危険にさらし、深刻な環境破壊をもたらした」と指摘。「非道な行為であり、ロシアの残虐性を改めて示した」と述べた。

 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表はレナルチッチ欧州委員との共同声明で「ロシアの残虐行為が新たな次元に達していることを示しており、国際法に違反している恐れがある」と訴えた。

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