ユベントスがスーパーリーグ構想から撤退、残るはスペイン2強のみ

[写真:Getty Images]

ユベントスは6日、欧州スーパーリーグ(ESL)構想から撤退したことを発表した。

ESL構想とは、欧州サッカー連盟(UEFA)主催のチャンピオンズリーグ(CL)に対抗するアイデアとして計画されたリーグ戦。2021年4月に創設が発表され、欧州各国の強豪12クラブが参加を表明した。

しかし、国際サッカー連盟(FIFA)やUEFA、各国のサッカー協会が反対の意思を表明したほか、大会方式などを巡りサポーター並びに選手などから批判の声が噴出。レアル・マドリー、バルセロナ、ユベントスを除く9クラブが次々と脱退を表明し、構想は事実上頓挫していた。

ユベントスは声明にてUEFAによる制裁可能性の影響はなかったとしているが、スペイン『アス』は今後5年間、欧州主催大会の締め出しを行う可能性があったことを受けての撤退だと主張している。

ユベントスではESL構想を推し進めていたアンドレア・アニェッリ前会長が財務不正を巡るスキャンダルで昨年11月下旬に退任。新経営陣がアニェッリ氏と距離を置いていることを示す意味もあってのESL構想からの撤退だとしている。

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