サウジでイラン大使館再開 7年ぶり、和解進展

 【カイロ共同】サウジアラビアの首都リヤドで6日、イラン大使館が再開した。サウジメディアが伝えた。両国は中東の覇権を争い対立してきたが、3月に中国の仲介で外交関係の正常化に合意。約7年ぶりの大使館再開で、和解の具体的な進展を印象付けた。イランでも近く、サウジ大使館が再開する見通し。

 ロイター通信によると、リヤドのイラン大使館では6日に再開を祝う式典があり、外交官ら数十人が出席した。イラン側出席者は、両国の関係にとって「重要な日」だと強調した。

 サウジは2016年、イランの首都テヘランで群衆がサウジ大使館を襲撃したことを受け、イランとの断交を発表した。

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