大粒の実たわわ 津山・梅の里公園 14品種、収穫作業進む

大粒の梅の実を収穫する来園者=4日

 岡山県内有数の梅の名所「梅の里公園」(津山市神代)で、丸く膨らんだ青い実がたわわに実り、収穫作業が進んでいる。20日ごろまで続く見通し。

 約4ヘクタールの丘陵地に14品種約2千本の梅を植栽。「南高」「豊後」「甲州小梅」といった品種が順調に育ち、3、4日にあった収穫体験会では、来園者らが手で優しくもぎ取って持ち帰っていた。夫婦で訪れた同市の会社員(54)は「実が大きく、形もきれい。梅干しにして食べるのが楽しみ」と喜んでいた。

 梅の里管理組合によると、今年は好天に恵まれ、実太りは良好といい、収穫量は例年並みの約1.5トンを見込んでいる。実は梅干しやジャム、ゼリーに加工し、道の駅・久米の里(同市宮尾)やグリーンヒルズ津山(同市大田)で販売。市内の小中学校の給食でもジャムやゼリーが提供される。

 園内では梅1キロを700円で販売している。問い合わせは前原啓志組合長(090―5267―1668)。

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