ヤンキースに緊急事態 ジャッジとコルテスが故障者リスト入りへ

日本時間6月7日、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は負傷欠場が続いている主砲のアーロン・ジャッジを故障者リストに登録する予定であることを発表した。ジャッジは同4日のドジャース戦で後方の打球を好捕した際にフェンスに激突してつま先を負傷。試合は最後まで出場し、軽傷をアピールしていたもののその後の検査で右足親指の靭帯を損傷していることが判明していた。また、左肩の張りが伝えられていた左腕のネスター・コルテスも同様に故障者リスト入りすることが公言されており、チームは主砲とローテーション投手を欠く緊急事態を迎えることとなった。

ジャッジは股関節を痛めた4月末に続き今季2度目の故障者リスト入り。昨シーズンリーグ記録を更新する62本塁打を放った主砲は今季もここまでリーグトップの19本塁打と好調をキープ。特に故障から復帰した日本時間5月10日以降14ホーマーを放つ活躍を見せており、チームもその間16勝8敗と浮上に大きく貢献していただけにチームにとってダメージは計り知れない。

また、コルテスの離脱もヤンキースにとっては大きなダメージ。昨年12勝、防御率2.44をマークした左腕は、今シーズン序盤こそ好調ながら徐々に調子を落とし防御率5.16と苦しんでいるが、それでも5勝をマークしており、ローテーションの一角を守る貴重な投手。ヤンキースは昨夏からオフにかけて補強したフランキー・モンタス、カルロス・ロドンがどちらも故障離脱で機能しておらず、重ねての負傷者で苦しい台所事情となってしまった。

ヤンキースは現在36勝26敗と貯金10を持っているものの、地区3位でアメリカン・リーグのプレーオフ進出ボーダーラインに位置するなど決して余裕はない状況。両選手の離脱期間は現時点では不明だが、復帰まで粘り強い戦いが求められることになりそうで、チームの総力が試されている。

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