伊藤健太郎主演「静かなるドン」、大阪の映画館で限定延長公開

名作ヤクザ漫画を実写化した映画『静かなるドン』の大ヒットを記念し、映画館「T・ジョイ梅田」(大阪市北区)を含む全国2館で期間限定(6月5〜8日)の延長上映が決定した。

映画『静かなるドン』のポスター(c)2023「静かなるドン」製作委員会

累計発行部数4500万部以上を誇る漫画家・新田たつお原作の同作品。関東最大規模の暴力団のひとり息子として生まれ育ったものの、ヤクザを嫌い堅気として働く主人公・近藤静也がひょんなことから次期総長候補になってしまうストーリーだ。

昼間はデザイン会社で働きつつ、実は1万人の子分を抱えるヤクザという「二足のわらじ」を履いた近藤。本作では、「ヤクザ」と「堅気」の間で揺れる近藤の奮闘を描いている。主演を務めたのは、『第42回日本アカデミー賞』で新人俳優賞・話題賞を受賞するなど演技力が高く評価されている俳優・伊藤健太郎で、前後編の2部作で2023年に公開された。

映画を観た人からは、「コメディと恋愛と任侠の見事な融合だった」「原作にあったコメディさと、下品さを削ぎ落としかなりスマートに仕上がっている。この時代に合わせた感じの出来」と好評の同作品。延長上映は前後編の同時公開で、大阪のほかには東京の映画館「新宿バルト9」のみ。

また、6月1日からはTV特別編集版が配信サービス「DMM」より配信される。主演の伊藤は「劇場公開後早くも配信が開始されるということで、より多くの方にこの作品が届けばいいなと思っています!」とコメントしている。

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