東武鉄道がスペーシアX試乗会 カフェメニューもお披露目

日光連山を背に日光市内を走行するスペーシアX=6日午後2時10分、日光市宝殿

 東武鉄道は6、7の両日、東京・浅草-東武日光駅、鬼怒川温泉駅間を結ぶ新型特急「スペーシアX(エックス)」の報道陣向け試乗会を開いた。7月15日の運行開始を前に、快適性や多彩な装備などをアピールした。

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 試乗会は浅草-東武日光駅間で実施。浅草方面の先頭車両にあるコックピットスイート(定員最大7人)では、参加者がソファに座りながら、運転席の様子や三方に広がる車窓からの景色を堪能した。日光方面の先頭車両のコックピットラウンジにはカフェカウンターがあり、ビールサーバーの実演が行われた。

 日光市下鉢石(はついし)町の飲食店「ジルエット」では、車内で提供する軽食の試食会も開かれた。市内外の11事業者が手がけた車両限定の地ビールやコーヒー、おつまみ、羊羹(ようかん)などのスイーツがメニューに並ぶ。

 車両の内装には日光など沿線の伝統文化や自然をモチーフにしたデザインが施されている。東武鉄道広報部の担当者は「車両に乗った瞬間から日光、鬼怒川への旅を楽しんでほしい」と話した。

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