エド・シーラン、違う音楽ジャンルに足を踏み入れる可能性を示唆

最新アルバム『-(サブトラクト)』をリリースし、TVシリーズ『テッド・ラッソ: 破天荒コーチがゆく』最終話に新曲を提供するなど、ここ最近様々な話題を振りまいているエド・シーランが、現地時間2023年6月6日に最新作のプロモーションのため米NBCの朝の情報番組『トゥデイ・ショウ』に出演した。

米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で19位を記録した「アイズ・クローズド」などニュー・アルバムからのシングル曲を演奏したエドだが、最も印象的だったのは2017年のアルバム『÷(ディバイド)』の楽曲のパフォーマンスだった。

彼が曲の演奏を終えた後、番組司会者のホダ・コットが客席にいた別のエドに遭遇した。このエド(米ニュージャージー州クリフトンに住むエド・カスティーロというエドのファン)は司会者の励ましで、即興で「パーフェクト」を歌い始め、シーランがギターで加わった。ファンが歌い終わると、シーランは「もし自分が“ザ・ヴォイス”のコーチだったら、カスティーロのために椅子を回転していただろう」と彼の演奏を称賛した。「パーフェクト」は、ビヨンセと共演したバージョンもあり、エドにキャリア2度目のHot 100 1位をもたらした。

また今回の『トゥデイ・ショウ』出演は、ファンにエドの音楽的な進化に関するヒントも与えた。彼は、「この13年間、マスマティックスがどうなるかわかっていましたが、次はどうしよう?という感じです」と説明した。「頭の中で、たくさんの質問が渦巻いています」と続けた。

別の司会者のカーソン・デイリーがカントリー・ミュージックに方向転換する可能性について尋ねると、エドは「ナッシュビルに数年住んでいて、そこで(カントリー・ミュージックに)恋をしてしまいました。いつかやってみたいと思っています」と答えた。この数週間前、彼はカントリー界の大御所ルーク・コムズとタッグを組んでアルバム『-(サブトラクト)』から「ライフ・ゴーズ・オン」の新バージョンをリリースしている。

エドは、Hot 100で9曲のトップ10ヒットを放ち、そのうち「シェイプ・オブ・ユー」と「パーフェクト」の2曲で1位を獲得した。また、2014年の『x(マルティプライ)』からの4作品が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得している。

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