「本当は権威が欲しいの?」爆笑問題・太田 オリラジ中田の松本批判への“鋭すぎる指摘”

「俺は思うけど、もう2人のケンカなんだからさ、2人のことは2人でしか解決できないんだよ。こんなの笑い話にしたいわけじゃない、どっちもそうだろう、きっと」

6月6日深夜放送の『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、こう私見を述べたのは爆笑問題の太田光(58)。

発端はオリエンタルラジオの中田敦彦(40)が5月29日に自身のYouTubeチャンネルで、ダウンタウンの松本人志(59)に“審査員をやりすぎている”と提言したこと。その際、「爆笑問題さんに一個でもお譲り頂けないですか? 一個お譲り頂けたら、僕、爆笑問題さんにはハマる自信があるので。そこでは褒められるんじゃないかと思う」と語っていた。

太田は「中田の提言」について古舘伊知郎(68)などから意見を求められると明かし、冒頭のようにコメント。トミーズ雅(63)や明石家さんま(67)など吉本興業の大御所芸人から中田が“総スカン”状態となっているため、空気がピリついていると指摘し「ここまでピリつかせた原因の一端は俺にもあるのかなって、ちょっと思っちゃったりして。俺、動かなきゃダメなんじゃないかって。俺が間に入ろうか」と“仲裁役”を名乗り出たのだった。

一方で、中田が“今のお笑い界の基準がすべて松本さんで決まっている”と持論を展開したことに、「俺は? って思っちゃった。あっちゃんは俺のことが好きなんじゃないの?」とジョークを交えつつ率直な気持ちを吐露する一幕も。

また、お笑い賞レースにおいて審査員が一番気にしているのは「客のウケ」だと主張し、“中田が松本を注目しすぎ”とも指摘した太田。その上で、「あっちゃんが一番、過大評価してるんじゃないかと。松ちゃんのことをだよ。そう思うわけ」とコメント。そして、中田が主張した意図を次のように推し量ったのだった。

「あっちゃんが言ってる意味っていうのは、おそらく『権威』だと思うんだよね。そういう意味でダウンタウンを超えてないのは、確かだろうと思うのね。ある種の権威的なものってのはあるじゃん。そうすると、俺はあっちゃんは『俺のこと好き』って言ってたけど、本当はこいつは権威が欲しいの?って、俺はあれ見てね、こういう風に思われちゃうよって思っちゃったんだよね。たださ、権威なんてジャマなだけだよ、お笑いにとって(笑)」

中田の気持ちに寄り添いながらも鋭い視点を語った太田に、聴取者からは共感の声が上がっている。

《お笑いやるうえで権威は邪魔って言う太田さんかっこよすぎ!!》
《「あっちゃんは権威が欲しかったの」 太田さんの真骨頂だよ 最高》
《これはすごく納得できる内容でしたね。あと改めて思ったのは太田さんは優しい!》
《皆が空気を読み過ぎてる状況での太田さんの発言はいつも面白い。空気読まなさそうで絶妙なバランス取って軟着陸させる感じがスゲェなぁ~》

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