酒気帯び運転で検挙 すさみ町議が辞職、和歌山

 和歌山県すさみ町議会は6日、上田順太議員(65)が、酒気帯び運転で検挙されたとして、同日付で辞職したと発表した。

 議会事務局によると、上田議員は3日午後11時ごろ、田辺市内で車を運転していたところ、巡回中のパトカーに止められ、酒気帯び運転の疑いで検挙された。5日、岡本克敏議長に事案を報告。6日に辞職願を提出し、許可された。

 上田議員は「応援していただいた皆さまに恩を返すことができず残念。町民の皆さまに対し大変申し訳ない気持ち」と話した。

 岡本議長は「全国的に飲酒運転による重大な事故が報告される中、酒気帯び運転をしたことは誠に遺憾。今回のことを重く受け止め、町民の皆さまに町議会を代表する議長として深くおわび申し上げるとともに今後このようなことがないように厳しく取り組んでいく」とコメントした。

 上田議員は3期目。4月にあった町議選で元職として立候補し、返り咲きを果たしたばかりだった。

 町選挙管理委員会は上田町議の辞職を受け、次点だった候補者の繰り上げ当選について協議する。

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