ハンマルビーIFに所属するなでしこジャパンのFW浜野まいかが、海外での初タイトルを獲得した。
スウェーデン女子1部に属するハンマルビーIFは6日、女子スヴェンスカ・クッペン決勝でヘッケンと対戦し、3-0で勝利。28年ぶりのカップ戦タイトルを獲得した。
浜野も先発出場し、86分までプレー。3日のリーグ戦に続く公式戦2試合連続ゴールをマークしている。
リーグ戦で首位に立つヘッケンと2位に付けるハンマルビーによるファイナルは互いにチャンスを作りながらもゴールレスで前半を折り返し、折り返して早々の47分にスウェーデン女子代表FWマデレン・ヤノユのゴールでハンマルビーが試合を動かした。
58分には浜野のスルーパスで右サイドの深い位置を取り、カットインしたヤノユが左足でファーへ突き刺してリードを広げると、68分には相手守備のもたつきを見逃さず、浜野がこぼれ球を拾ってペナルティアーク内から左足で流し込んだ。
大きなアドバンテージを得たハンマルビーは、1万7623人の大声援を受けてこのまま逃げ切り勝ち。1994年、1995年の連覇に続く、クラブ史上3度目となるカップ戦制覇を成し遂げた。
満面の笑みでトロフィーを掲げるなでしこの若きストライカーには、保有元であるチェルシーからも祝福のメッセージが贈られている。今冬に海を渡り、海外での初タイトルを獲得した浜野。13日に発表されるオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のメンバー入りへ向けても大きなアピールとなった。
